ジョイナリーとカービング。
Jean-Philippe Haureは、パリのエコール・ブールでフランスの文様を使う訓練を受けながらも、絵画を飾る額縁にはバリの伝統的な文様（ペパトラン）を選んでいる。彼の模様はすべて花柄で、自然の存在を思い起こさせる。
同じ名前の花に由来するサンブルン柄、花の雌しべにちなんでそう呼ばれるサリー柄、そしてジャニャール州レビ村出身のグスティ・ケトゥット・ダルサがJean-Philippeのために制作したオリジナルの花柄がある。
各フレームのデザイン、技術的な設定、接合はすべて、エコール・ブールで学んだ何世紀も前のヨーロッパの技術を使って、作家自身が丹念に手作業で行っている。
額縁ひとつを作るのに、木に絵を描き、彫刻を施し、接合し、金箔を貼って仕上げるとなると、1カ月半はかかる。
フレーム - YouTube
ギルディング。
金箔は東洋と西洋の伝統で、木彫の美しさを引き立てるために使用されます。Jean-Philippe Haureのカービングフレームは、すべて以下の工程で金メッキが施されています：
- 木材の表面は、可能な限り滑らかにするため、入念なサンディングが施される。
- その後、サンディングした表面にジェッソを1層以上塗り、木の気孔を完全に埋め、完全に滑らかな表面を得る。
- その後、金箔が表面に付着するように、液体の合成接着剤が塗布される。
- 糊が乾く前に、金箔を一枚一枚丁寧に刷毛で彫刻の表面に貼り付けていく。
- 数日間乾燥させた後、ニスを塗って金の表面を保護する。古くは、反射のよい輝きを得るために金を磨くこともあった。
ジャン・クトー
